望遠鏡を選ぶ際には、
どのような天体を観測したいのか、
どのように観測したいのかなど、
事前に検討しておく必要があります。
望遠鏡となるとある程度の出費ですので
事前にある程度検討しておきたいですね。
誕生プレゼントに天体望遠鏡
子どもが誕生日に望遠鏡を欲しがっており、私としては大賛成です。
嫁は出費がかさむことと、子どもの興味がつづくのかを心配していました。
天体観測には私も関心があり、購入後しっかりフォローさえできれば無駄にはならないはず。
結論がでないまま、
あっという間に娘の誕生日直前になりました。
娘とトイザらスへいき、本当に望遠鏡でいいのか、
他のおもちゃもにするのか、色々見た上で悔いのないよう最終決定しようと思います。
トイザらスでおもちゃ選び
沢山のおもちゃを前に「やっぱり望遠鏡以外で選ぶ〜」
と、予想通りの反応です。
店内を色々見てまわって楽しんだのですがなかなか決まりません。
最終的に欲しいといったのが、
LEGOのセットで1番大きい箱。確かに良さそうですが金額もいいお値段。
LEGOは兄弟で使えるよう基本セットは買ってあるのですが普段あまり使っていないので、別のものがいいのではないかと娘を説得。
最終候補は
やはり望遠鏡、その隣に置いてある顕微鏡や
家庭用のプラネタリウム。
理系女セレクトのなかから、最終的に望遠鏡に決定しました。
どの望遠鏡をえらぶか?
3種類の望遠鏡が置いてあり、どれを選ぶかです。
いざ選ぶとなると事前の準備不足で判断がつきません。
ビクセンあたりかなあと目をつけていたのですが、トイザらスには置いてない。
「後でネットで選ぼうか?」
娘に相談。
「ここで買う〜」
望遠鏡を目の前にして買う気満々です。
価格帯の違うものが3種類ある中から決断を迫られます。
安いものを選んでも上手く扱えなかったりよく見えなかったりでは無駄になってしまいます。
以前にしらべた望遠鏡の選びかたを思い出しながら選びます。
①対物レンズ(口径)
レンズの直径。
レンズ径が大きいに越したことはありませんが、値段との兼ね合いです。
表示されている倍率が高ければ良いとは限らず、明るさや、クリアランスとの兼ね合いで慎重に選ぶ必要があります。
倍率を上げても像が暗くなってしまったり、ボヤけてしまってはあまり意味がありません。
倍率を上げられるのはレンズ経の2倍くらいまでです。
レンズ経が60mmなら倍率120倍くらいまで
レンズ経が80mmなら倍率160倍くらいまで
レンズ経が100mmなら倍率200倍くらいまで
レンズの直径が大きいほど光をたくさん集めることができ、高倍率でも明るい視野を得ることが可能です。
②鏡筒を支える台(架台)
架台とは望遠鏡の筒部分を支える台の部分です。
架台選びも重要で、架台や三脚がぐらついてはレンズ経が良くても星をうまく捉えられません。
経緯台と赤道儀の2種類があります。
・経緯台
鏡筒を水平と垂直の2方向に動かして天体を捉える架台。構造がシンプルで、取り扱いが簡単。
赤道儀のように星を追尾しないので星の動きにあわせて望遠鏡の向きを調整していくことになります。
・赤道儀
日周運動(地球の自転)に合わせて天体を追うことのできる架台。使用前に極軸の設定が必要。
動いて天体を追尾するタイプです。
エデュサイエンス レンズ径60mm
今回は入門レベルとして、ある程度予算をしぼっての選択をしました。
レンズ径は最低限のレベルをクリアしていそう。
実際のところ80mmは欲しいかもしれません。
パッケージに記載されている「明るく見える」のコメントを信じ購入。
パッケージには見え方の画像もあったのですが、ここまで見えるのか少し疑問。
誇張されているように思いましたが、
実際の見え方と思われる画像もちらほら。これくらい見えればと購入を決めました。
架台はシンプルなものでしたので、
星を捉える技術を磨くしかありません。
娘はよほど嬉しかったのか、大きな箱を自分で持つといってずっと抱えていました。
私も天文には興味があり、いつか望遠鏡を買いたいと思いながら天文雑誌を眺めていた頃を思い出しました。
子どもの頃にハレー彗星到来が話題になり、双眼鏡を持ち父に連れられ見に行ったことがあります。
結局ハレー彗星はあまり見えませんでしたが、近くにいた人が望遠鏡で土星を見せてくれました。
小さくてもはっきりと土星の輪が見え感動したのを覚えています。
それ以来何十年も私は望遠鏡を覗くことはなかったことになります。
この望遠鏡で星がどう見えるか今から楽しみです。
実際の観測の様子も記事にしていますので参考にしてください。