庭に池をつくりました。
なるべく自然にある池のようにしたかったので、ベントナイトという泥を使う方法にしました。
小さな池ですが、水草やめだかが生息するビオトープになりましたので
レポートします。
庭で楽しくすごせるように
今までの庭は植え込みだけしかなく、さっ風景で、庭で長時間を過ごすという感じにはなれませんでした。
庭で楽しく過ごすには何かアクセントが欲いと思い池づくりにチャレンジしました。
外で遊ぶ機会が少なくなった子どもたちに作業を手伝わせることができ、池づくりは一石二鳥でした。
ベントナイトで池づくり
池作りには色々な方法がありますが、自然の池っぽくしたかったのでベントナイトを使う方法にチャレンジしました。
ベントナイトとは泥の種類で、水に濡れると膨張する性質があります。
水を入れる
↓
土が膨張するので水がしみ込まない
↓
水がたまる
という原理で池になります。
メリット
- ある程度は自由に造形出来る
- ベントナイトを混ぜた泥で造形するので自然のため池風が演出できる
デメリット
- ベントナイト入りの泥層が破れると水が漏れる。
- 子どもがスコップでゴリゴリ遊ぶことは出来ない。
池づくり開始
①とりあえず深さ25センチくらいの穴を掘りました。
②通販で購入したベントナイトを開封し土と混ぜます。
ベントナイトと土の比率は
ベントナイト1に対し
土が1〜2くらいでしょうか。
私の場合は庭に余っていた芝土と混ぜました。
しっかり混ざったところで水を入れて泥団子にしていきます。
子どもが喜んでやってくれました。
③直径5センチ程の泥団子にして、掘った穴に敷きながら塗り固めて行きます。
泥を団子状にすることでベントナイト層の厚さを均等に出来ます。
もう少し層を厚くしたかったですが、
池が浅くなってしまうのでまずは5センチくらいで様子見です。
池の形にもこだわりたかったですが
傾斜がきついと崩れてしまうかなと思い、なだらかなお椀型に。
④ベントナイト入りの泥を全体に敷き詰めたらしばらく乾燥させます。
⑤乾燥するとひび割れができますので、
ひび割れた箇所にベントナイト入りの土をつめることで密度を高くできます。
完成!
1日乾かしたところで雨になり、そのまま池になりました。
池が完成。数日で水は透明に
はじめは濁っていますが、日に日に濁りは解消されました。
白いもやのような濁りも最終的には見た目で分からないくらい透明になりました。
ホームセンターでホテイソウを購入。
池らしい雰囲気が出ました。
画像のコケは庭の別の場所からもってきました。
コケが定着すれば砂の流れ込み防止にもなります。
週に一回程度は池のメンテナンスを覚悟していましたが、実際ほとんど手はかかりませんでした。
池のかたちや、深さ、つくる環境によっては定期的にメンテナンスが必要になる場合もあるかもしれません。
メンテナンスも最小限
雨による影響は思った程なく、
土砂降りの雨もありましたが、
大きく崩れることはありませんでした。
周りに植え込みがあるからかもしれません。
メンテナンスとしてやったことといえば、2ヵ月に1回くらいの頻度で池の底にたまった泥を手でかき出すことくらいです。
はじめに泥を乾燥させているためか、池底は硬い層になっていて、堆積物は簡単に掻き出すことができました。
泥をすくうと池は濁ってしまいますがしばらく経つと透明に戻ります。
水が土に染み込んだり、蒸発したり、池の水は減ってきますので定期的に水を補給します。
小さなビオトープ
池には、メダカや川で採ってきたフナの稚魚を入れました。
写真は実際につくった池のものです。
ホテイソウが酸素を供給し、水質もよい状態に保たれて、微生物がエサとなります。
ビオトープになるかどうかは池の場所も重要になります。
池に落ちてくるちいさなアブラムシやコバエもエサになっていると思います。
メダカがいることで池にボウフラは沸きません。
メダカが自然のエサを確保できているか判断が難しいので、メダカがやせてくるようであれば市販のエサをあたえてあげましょう。