はじめての望遠鏡      木星と土星の観測

木星、土星を
望遠鏡で観察しました。

入門編として購入した望遠鏡でしたので
月の観測用かなと割り切っていたのですが、木星、土星を見ることができました。

と言いましてもやはり惑星の姿をとらえるのには苦戦しました。

惑星の捉え方

高倍率でいきなり惑星をとらえるのは難しいです。

そのため、接眼レンズの倍率の低い方でまずは惑星をとらえ、惑星を逃さないよう徐々に倍率を上げていきます。

接眼レンズを取り替える際に微妙な位置関係がずれてしまうのではないかという不安もありましたが、このやり方で段階を踏んで倍率を上げるのが良さそうです。

私の場合

21倍→52倍→104倍

の順で倍率を上げていきました。


倍率を上げたとき星を見失わないように、なるべくレンズ中央で星をとらえます。

架台が簡易的なもので、微調整にコツがいり、多少のズレであれば星がレンズの中央に来るのを待っているほうが早かったりします。

惑星を捉えるのを楽しむくらいの気持ちでいかないとイラッとしてしまいます。52倍くらいまでなら何とかなりました。

104倍だと本当に星を追いかける感覚。
ピントを合わせている間にどんどんフェイドアウトしていきます。

架台が重要な意味が分かります。

ハンドルだけでは制御しきれず、架台をずらしながらの微調整という場面もありました。


木星と土星の見え方 21倍


木星の衛星が2つ見えます。土星は点に見えるだけです。

21倍は52倍で星を捉えるための繋ぎ役です。

月はこの21倍が一番きれいに見えました。
月全体がレンズに収まり、
かつ
クレーターまではっきりと見えます。

木星と土星の見え方 52倍


木星

ほぼ点ですが大気のゆらぎが整った時に時々縞模様が見えたように思います。
見え方に個人差があるかもしれません。木星の衛星がきれいに見えますので子どもには見せてあげたいです。

土星


やはり点に近いですが
輪がはっきりと見えました!


大きくてもボヤけて見えるよりも小さくてもはっきり見えたほうがいいですね。肉眼ではこういう見え方はしないので神秘的です。

嫁や子どもたちも喜んでいました。

私が子供のこと見た土星は、もう少し大きかったかもしれません。

あと、色も見えていた気がします。

104倍

今回の望遠鏡では52倍に比べてボヤけてしまう。
星を追いかけるのが大変。

以上の理由から
52倍を多用する事になりそうです。

104倍には空気の澄んだ日や、場所で
チャレンジしてみたいです。

まとめ


だいたい想定していた結果となりました。

月のクレーターがはっきり見えた。

木星は大気の状態が良ければ横線がみえるかも。木星の衛星は見えました。

土星は像は小さいですが輪が確認できた。

空気が澄んだ日や、星がきれいに見える場所でチャレンジしてみたい。

架台が簡易的なため星を追いかけるのにコツがいる。

今回は土星の輪が見えればラッキーというレベルでの望遠鏡選びでしたので、目標のレベルで観測でき満足です。

良く言えば軽くて、小さいの望遠鏡ですので
保管にも気を使わず、いつでも気軽に持ち出して観測出来ます。

抵抗なくアウトドアに持って行けそうです。

惑星のとらえ方おさらい

1、サイドスコープで惑星を捉える

2、倍率の低いの接眼レンズで観測。
今回は21倍率。
視野の中央で惑星を捉える。
倍率を上げた時に惑星を見失わないように中央でとらえておく必要があります。

3、52倍の接眼レンズにチェンジ

ピントが合っていなくても方向があっていれば光がわかるので、あせらずピントを合わせる。

視野からずれてしまった場合は微調整して光をさがす。

4、104倍にチャレンジ

 今回の望遠鏡の場合、52倍にくらべ像がぼやけてしまう。

架台が簡易的だと惑星を追いかけるのが大変。

ピントを合わせている間にどんどんフェイドアウトしていく。

空気の澄んだ時や場所でチャレンジしてみたいです。

銀河もみえるようですので

引き続きいろいろとチャレンジしてみます。